高齢者親子二人暮らしJIBIRAのブログ

高齢者親子の日々の生活や経験を綴ります~☆彡

落雷被害と損害保険の話

 15年ほど前のこと。二年続けて、自宅に雷が落ちました。一回目の被害は少なかったのですが、二回目がひどかったのです。屋根の上のテレビアンテナに落ち、建物全体が帯電したようで、電気のメーターや外壁の雨どいも焼けて真っ黒に。火事にならなかったのは幸いでした。

 二回目の日は7月で、朝から雷と大雨でしたが、結構雷が多い地域で慣れていたので、予めパソコンのコンセントなどは抜いていました。

 午前10時頃、ピカッと光ると同時にドーンという衝撃音が。直撃の場合は、コンセントを抜こうが関係ないですね。私はデスクトップパソコンに無停電装置も付けていたのですが、バッテリーが破裂して液漏れになり、コンセントのフタは吹っ飛んでいました。エアコン4台、パソコン3台、プリンター2台、テレビ3台、DVDレコーダー、ラジカセ、固定電話など、多数ダメになりました。不思議と冷蔵庫と洗濯機は無事でした。

 外を確認したら電気メーターが真っ黒に焼けていたので、電力会社に電話しました。案の定、ずっと話中。電話がつながったのは、夕方でした。それも、応対はぞんざいで修理はいつになるかわからないとのこと。私がメーターが真っ黒に焼けていますが、いいですか?と言ったら、あ、それでしたら明日中に伺いますとのこと。何なんだ?

 それから、電気屋さんに電化製品の修理と買い替え、損保会社に被害状況を伝え、手続きをお願いしました。

 しばらく、暑いし不便だしお金もかかるし、ほんとうにたいへんでした。でも、家財保険に入っていたので、何とか賄えるだろうと軽く考えていました。

 実は、私は農協の家財保険に、同居しているきょうだいはAIU保険(当時)の家財保険にそれぞれ入っていました。同居しているので、住所は当然同じですが、所有物は私ときょうだいでは違います。そして、それぞれの保険会社に電話しました。

 代理店を通して書類等を提出し、連絡を待っていました。ところが、1か月以上経っても、どちらも連絡が来ません。しびれを切らして、こちらから連絡すると、農協は言葉の歯切れが悪く、

「あの~、AIUにも入っていたのですね。」

 私はきょうだいが入っていますと答えました。

「実は按分の件で、AIUの主張と農協の意見とが合わなくてですね・・・」

 私「え?何ですか?按分?」

 農協は、詳しくはAIUに聞いてくださいと申し訳なさそうに言いました。私はAIU代理店に電話すると、AIUの支店事故担当者にかけなおしてくれとのこと。

 担当者は開口一番、「〇〇さんねぇ、損害保険というのは、二重取りなんてできないんですよ!同じ住所で保険に入っている場合、保険会社の掛け金の割合で、保険金も按分して支払うんですよ。その家財の査定がね、農協と当社では違うんですよね。」

 私は言いました。

「仕事柄、お宅の損保会社にかなりの数のお客様を紹介しているし、うちも契約するとき、代理店の人は親しいので家族構成もよく知ってるし、農協とも付き合いがあると知ってたのですよ!そんな按分のことなんか説明受けてません。ましてや、申告している家財道具も違うでしょう!」

 けれども、ああ言えばこう言うで弁が立ち、さすが外資系損保の担当者だなとは思いましたが、納得できません。

 翌日、農協の知り合いの役員に聞きました。やはり、農協の支払う予定の保険金査定は結構高く、それをAIUは承知しないそうです。

 それから、何度問い合わせしても埒が明かないので、農協の大本の共済会に連絡しました。やはり、地元の農協では交渉できず、共済会案件になっているとのこと。

 我が家は、経済的にも余裕もないのに、多額の出費のため、少しでも保険金で穴埋めしたいところです。 

 結局、7月14日に雷被害にあって、家財保険金(農協の査定額の半額)が振り込まれたのは、年末12月29日でした!

 頭に来て、きょうだいにAIU保険はすぐ解約するように言いました。もらえる金額は少ないは、偉そうに言われるはで、腹の虫が収まらない私でした。

 その年、雷にあたったのでもしやと、試しにサマージャンボ宝くじを10枚買ってみましたが、見事、300円でした~

 

 その年の夏咲いたハイビスカスです。